2019年03月26日

沖縄(うちなー)芝居は、沖縄の魂(まぶい)!

沖縄(うちなー)芝居は、沖縄の魂(まぶい)!
◎クリックで拡大画像が開きます。

こちらは、かつて「沖縄テレビ」が制作し「友寄視聴覚社」という会社が販売を行っていた、沖縄芝居の名作、約70作品のラインナップです。
すべて「VHSビデオ」です。
現在、沖縄県立芸術大学の図書館、国立劇場おきなわのリファレンスルーム(資料室:2階)にて視聴することができます。

数作品を観た中で、確信したことがあります。
沖縄の人々の魂(まぶい)を、形作ってきたもの、それは紛れもなく、この「沖縄(うちなー)芝居」です。
喜劇、恋愛劇、怪談、活劇、すべてのジャンルで、相手を思いやる深い情愛(ちむぐくる)が、物語、登場人物に反映されています。
「黄金言葉(くがにくとぅば)」と言われる、ことわざ、格言も、ほぼほぼセリフに登場します。
沖縄芝居の中から、沖縄の人々は、自分が憧れる「生き方」と「ことば」を自然と身につけていったはずです。
学校では学べない「魂(まぶい)」の教科書です。

沖縄(うちなー)芝居は、沖縄の魂(まぶい)!
そしてこちらは、「運玉義留(うんたまぎるー)と油喰小僧(あんだくぇーぼーじゃー)」という作品です。
高嶺剛さんの「ウンタマギルー」という作品を劇場で観たころから、実際の沖縄芝居はどんな感じだったんだろー、とずーーっと疑問に思っていたんですが、こちらが、まさに、そのものズバリの「沖縄芝居」でした!
乙姫劇団の大城光子さん扮する「義賊・運玉義留(うんたまぎるー)」の勇姿にほれぼれする痛快娯楽・琉球時代劇です!
(入手困難だと思われましたが、沖縄の文化ならだいたい網羅している、われらが「ブックスじのん」で購入できました!天久店長、にふぇーでーびる!後光が差して見えました)

皆さんも機会があれば、ぜひ、ご覧ください、と言いたいところなんですが、ツタヤでDVDがレンタルされている訳でもなく、ネットで配信もされていません。観るとなると前述の図書館、資料室でしか観ることができません。なにぶんVHSテープなので状態も万全ではありません。
ましてや、全編、沖縄語(うちなーぐち)で字幕もついていません。

ということで、沖縄の紙芝居屋は、新年度より「沖縄芝居の名作の紙芝居化」に取り組みます。
「沖縄芝居」がどれだけ、沖縄の民衆に愛された最高のエンターティメントだったかを「絵と言葉」で再構築していく予定です。
お楽しみにお待ちください!

◎最後にお願い!
「友寄視聴覚社」の沖縄芝居VHSシリーズをお持ちの方いらっしゃいましたら、ぜひ、情報をお寄せください。
映像資料として「購入希望」です。
真喜志康忠さんの作品があると嬉しいです!
(沖縄芝居の『黒沢明』として、リスペクトしています!)


ゆがふたぼーり
(幸せが訪れるように)
さどやん拝




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Posted by さどやん at 20:37│Comments(0)日々あれこれ。
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