2016年10月10日

「那覇空襲」紙芝居ムービー

10月10日は、「那覇空襲」の日です。

那覇を代表する作家、船越義彰さんが空襲について描き残された詩があります。
この詩を紙芝居として作品化したものを、今回、改めて動画にてご紹介いたします。

『那覇空襲』


絵は、那覇市の広報イラストで活躍されている、つかやまつよしさん。
私、さどやんが語りをつとめております。

この作品は、毎年「10・10空襲を風化させない市民の集い」を開催されている霜鳥美也子さんから教えていただきました。

◎今年は「アルテ崎山」で開催されました。(以前は那覇市民会館などでも開催されていたとのこと。)
http://arute.ti-da.net/e9047360.html

作品集などにも収録されていない、「市民の集い」のパンフにのみ残っている船越義彰さんの「隠れた名作」です。
(ご家族の方もご存じありませんでした)

空襲で 街は壊滅し
着のみ着のままに焼け出されても
なお 日本帝国の臣民であった。

皇民化教育を盲信し、突然やってきた戦(いくさ)に翻弄されるがままだった、当時の沖縄県民。
その姿を、いちむしの声を借りながら、また、淡々とした日常の一コマとして切り取りながら、「きびしく自戒する」内容に衝撃を受けました。

紙芝居作品として完成後に「絵本として書籍化」ということも検討しましたが、なかなか状況はきびしく前に進みません。

それなら、とにかく作品を知ってもらうアプローチから始めよう、ということで今回の取り組みとなりました。
(ネット上でいつでもアクセスできるという意味では、このカタチの方が今様かなとも思ったりします。)

語りだけでは伝わりにくい「文字」の部分もご覧になりたい方がいらっしゃいましたら、「PDFデータ」をご案内可能です。
下記のアドレスまでメールをお寄せください。
sadoyan39@gmail.com

物語でつなぐ「那覇の戦(いくさ)」の記憶。

たくさんの方にご覧いただけることを願っております。


ゆがふ たぼーり(幸せが訪れますように)
さどやん 拝


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Posted by さどやん at 17:57│Comments(0)日々あれこれ。
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