100万回生きたねこ
作家の柳田邦男さんが、
谷川俊太郎さんとの対談のなかで、「絵本は人生で三度読むべき」と語っていらっしゃいます。
この「100万回生きたねこ」で、私はその言葉をとても実感しました。
自分大好きの自己中心的な主人公が、自分以上に大切な、守るべきものを見つける。
私自身が歩んできた道のりと少なからずリンクする物語の要素に、強く心を動かされました。
小学生、20代のころに読んでいたら、絶対に呼び起されない感情だったと思います。
佐野洋子さん、素敵な絵本をありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。
さどやん 拝
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