2010年07月07日

上等えほん 3:はなのすきなうし

上等えほん 3:はなのすきなうし
フェルジナンド、おかあさんを諭すの図 : さどやん画
絵本「はなのすきなうし」/詳しい作品解説はこちら



小学校でよみきかせボランティアを始めたころ、保護者つながりで、コウサカワタルさんという方と知り合いました。
うちのカミさんが、PTCAの広報部に、あなたと気が合いそうな人がいるよと紹介してくれたのがきっかけでした。

銘苅小学校は「地域:Community」の頭文字も入るので「PTA」じゃなくて「PTCA」と申します。お見知りおきを。

コウサカワタルさんは、『かっこいい学校新聞を作りたい!というマックユーザーのインディペンデント・ミュージシャン』でした。
すぐ、友達になりました(笑)

CDを焼いて、パッケージも自作しているというご本人のアルバムを聞かせていただいたところ、その音色は沖縄の情景がすっと心に沁みこんでくるような素敵なものでした。

この人は、物語に寄り添う音を奏でられる人だ!と直感したので、さっそく生演奏でのよみきかせを相談し、絵本のセレクションもコウサカさんにお願いしました。

そして出会ったのが「はなのすきなうし」でした。


自分はそのころ、ちょっとした悩みがありました。

あまりにも、朝のよみきかせが楽しかったので、仕事の時間を調整して足しげく通っていたんですが、母親中心の学校活動にそんなに頻繁に参加している男は、なんかうさんくさい、というような声が聞こえてきていたのです。
まぁ、いわれてみればという感じではあるんですが、そんな自分を元気づけてくれたのが、この絵本の主人公「フェルジナンド」でした。

「争いはきらい、自分にとって価値のあるものと過ごす時間が大切。人は人、自分は自分。」

絵本の中にも、生涯の友人を見つけました。


小学校でのよみきかせの前夜、コウサカさんとリハーサル。
夜の公園で、おっさん二人。
一人は絵本を読んでて、一人はギターを奏でてる。
いいでしょ(笑)

「はなのすきなうし」は獣医であるコウサカさんのお父さんが、少年コウサカワタルに聞かせてくれた絵本、とのことでした。
初版は1936年。実に70年以上、読み継がれている物語です。

かくして、ギターと朗読による「はなのすきなうし」のよみきかせは、大好評の拍手をもって迎えられ、私とコウサカさんによる「よみきかせ おとーさん」コンビは、さらなる絵本への挑戦、学校から抜け出したお外への活動へと足を踏み出していくのでございます。

ではでは、この続きは、またや~さい(^O^)/


上等えほん 3:はなのすきなうし
当時の貴重なツーショット写真を発見!

掲載元である、下記のリンクもぜひご覧下さい。
◎那覇まちのたね通信 http://naha.machitane.net/report.php?id=1953


★このエピソードは、いつかどこかで文章にしたいとずっと願っていました。七夕の日に願いがかなうのも嬉しいものです。
 ありがとう。お星さま。
 あっ、今日と明日はコウサカさんのライブもあります。お時間ある方、ぜひどーぞ(^o^)

さどやん 拝






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Posted by さどやん at 10:30│Comments(0)上等えほん
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